腹黒事変のお菓子は腹黒の人しか食べられません。腹黒は目視できないため、食べる時に「腹黒」の自己申告が必要です。申告の相手は人や動物、または植物で構いませんが、当店はSNSでお菓子を紹介しながら、「腹黒」だと公表することをおすすめしております。

※腹黒でない方は食べられませんので、予めご了承ください。

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お菓子には私たちの心に寄り添い、心の奥底に隠された感情を呼び覚ますことがあります。甘いものを食べることで心が少し軽くなる経験は、誰しも一度は味わったことがあるのではないでしょうか。それはお菓子には温かい気持ちが溶け込んでいるからかもしれません。「腹黒い」という言葉は、平安時代からネガティブな意味で使われてきましたが、いつかポジティブな意味として使われる日が来るようそんな願いを込めて「腹黒事変」という店名にしました。思考を可視化した可笑しな菓子屋「腹黒事変」をこれからもよろしくお願い致します。日本の小さな芸術を味わいながら、心の変化を感じていただけたら、これ以上の喜びはありません。兎にも角にも腹黒いあなたに、このお菓子が口福を運んでくれますように。

「腹黒事変」のお菓子には、菓子名に深い意味が込められています。「兎にも角にも願いを叶え鯛」や「升々めで鯛」など、願いを叶えるというテーマに基づいており、仏教用語や縁起の良い言葉が使われています。

例えば「兎にも角にも」は仏教用語の「兎角亀毛」(とかくきもう)が語源です。うさぎには角はないし、亀の甲羅には毛が生えていないという、この世には存在しないものを例える言葉です。菓子名には「現実には存在しない」と「願いを叶えたい」で創造性を表現しています。また、「升々」は、より良い状態へと発展していくことを意味し、お菓子を食べることで、願いが実現へと繋がっていくという可能性を表現しています。

願いを叶えたいなら、穏やかな状態でいることが大切だと思います。穏やかでいるためにはいつも自分がどこにいるか内観します。過去に囚われていないか、未来に不安を感じていないかをただ静観します。静観すると恐れや不安などネガティブな思考に気づくことがあります。その思考に気づいたら、それを手放すと純然たる願いは叶っていきます。これは腹黒事変のお菓子を食べるプロセスと同じです。腹黒事変の和三盆を食べるには、まず自分に腹黒い部分があるか内観する必要があります。そして腹黒な部分に気づいたら、それを認め、手放します(自己申告)。するとお菓子を味わうことができるのです。和三盆はあなたの願いを菓子化したものなのです。